kyon-kyon2525のブログ

株式、FX、農業、小旅行、軽登山、読書などなど プロフィールに持ち株も書いていく

9/3 農業 絶望 地獄

 10年ぐらいずっと植林用の苗木を生産している。今までだましだましやってきてたが、今年は大変なことになった。画像も無く淡々と書いていきますが・・・

 種を播いてそれを1年育てて、植え替えて2年生苗を作っていくというサイクルなのですが、一年生苗生産で大失敗した。今までもコガネムシの幼虫の食害が出ていたんですが、何とか誤魔化しながらやれてきてたが、今年は文字通りヒノキの苗が全滅に近い。唖然としてしまいます。

 畑を耕うん→畝立て→真砂土を運搬して用意→種を一昼夜水につけておく→種まき→真砂土を被せる→除草剤(発芽抑制剤)の散布→敷き藁(代用品)をしく→発芽の時に敷き藁(代用品)の撤去&寒冷紗の屋根作り→殺虫剤や殺菌剤を何回も散布→寒冷紗の屋根の撤去、と相当手をかけておいて結果全滅。。。

 言い訳ばかりしますと、忙しすぎてゆっくり物事を考える時間がなかった。バイジットというよく効く殺虫剤があったのですが、これが販売停止になってしまって代替品としてオルトラン水和剤を使用していたのだけど、去年は何とか耐えていた?が今年は完全にやられてしまった。

 5/17から8/16にかけてダイアジノン2回とオルトラン水和剤3回やって効果なし。ダイアジノンはヨトウムシ対策でコガネムシの幼虫には効かないから仕方ないんだが、オルトラン水和剤が効果が無いのが想定外だった。

 バイジットは鳥類に害があって自然環境に悪いからという理由で販売停止になったのだと思うけど、環境も分かるんだけど、実際農業している身としては本当に困りました。昔ディプテレックスという殺虫剤も使ったことがあって、これもよく効果があったのだけど、今は農業に使用してはいけないみたいで成分は同じみたいだけど、別の会社から販売されているみたいだ。来年はカルホス乳剤を使用してみてどうかって感じです。

 最初からカルホス乳剤を使用すれば良かったのですが、残効期間が短い(経験的に2週間ぐらい)のでオルトラン水和剤は1ヶ月ぐらい効果が続くのかな?という期待で使用していました。これが大きな間違いでした。オルトランが植物が吸収して毒になって虫を殺すという感じで、雨に流れやすく土壌に残らないということだと思いますが、小さい苗だとオルトランを吸収できてなかったのかな?ということでしょうか。土壌自体に吸着する薬でないとダメってことでしょう。

 とにかく来年は、
・播種の面積を減らす
・いろいろな付き合いを減らして、ゆっくり考える時間を作る

 農業といってもいろいろな作物があるわけですが、ちょっとのミスで全部ダメになってしまう系の作物は最低でも2割、できたら3割ぐらいの余力を残してないと、いっぱいいっぱいでやってると限界超えた時に壊滅してしまうってことでしょうか。
 それと、所得から逆算してこれぐらいやらないとっていうのも良くないと思いました。とにかく長く続けることを目標にやっていきます。

 それでは